軽井沢町議会議員 小林天馬

議会報告会 10.19.2023

 

去る2023年10月19日小林天馬議員による軽井沢町議報告会&お話会が行われた。

21時半スタートという遅い時間にも関わらず、党員・サポーター・町民等、合計20名がオンラインで参加した。軽井沢町では初の参政党の議員に対するそれぞれの思い入れの強さだろう。

 

「未来の子どもたちに誇れる軽井沢町にする」というビジョンを掲げている小林天馬議員は、東京生まれの39歳、4人の子供の父親でもある。自分がどう町議と関わっていくかで、自分の子供の未来にも影響してくる、そんな議員の思いも見えてくる。

 

【実際に9月の議会では何が話し合われたのか?】

 

軽井沢町議会では令和4年度決算の審査がメインに行われた。決算審査とは、前年度執行した予算に対して、議員が住民に代わって行政効果を評価する役割だ。4日間にわたり議員から質問し、税金がどう使われたかを審査した。

 

小林天馬議員が重要だと感じた決算・議案は下記3点だ:

 

A. 新庁舎改築方針

新庁舎の規模については、当初の計画では、中央公民館や木もれ陽の里や消防署に分散している部署を新庁舎に集約する計画となっていたが、既存施設をそのまま活用しつつ再配置を行うことから、当初の計画であった集約化を想定していた執務スペース1500㎡を除いた6000㎡を縮小目標としている。

 

またDX推進による手続きのオンライン化やペーパレス化、テレワークの推進などによる執務スペース削減と窓口集約による手続きワンストップ化などにより住民にとっての利便性向上やゆとりあるスペースの確保を目指していきたいとの事だが、そのDX推進の具体的内容がまだまだ見えない事に現時点での課題があるとした

 

また新庁舎改築をするにあたり、当初町はZEBを目指していたが、太陽光パネル等の設置費用など高額になる為コスト削減案としてZEB Readyで行い、将来的にZEBを目指す方針に変更した。

ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼ぶ。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支を省エネで50%削減、総エネで50%削減し合計してゼロにすることを目指した建物のことを表す。一方ZEB Readyとは創エネは行わず省エネで50%削減を目指すもの。小林議員は、根本的な問題として再エネ開発自体にも環境保全との相反関係があるので見直す必要があるのではないか?と提言した。

 

軽井沢町庁舎改築周辺整備事業見直し方針案については、「見直し前の業者と同一なのはいかがなものか?」との質問があったが町は「妥当」との回答であったというが、これも町民にもう少し納得がいく説明が必要ではなにか、とコメントした。

 

B.軽井沢病院の収益が合わない?

単純ミスや固定資産税台帳にも誤りがある可能性があり決算審査前に作業完了せずの為、小林議員は決算認定できないのでは?と認定に不同意したが、驚く事に16人中12人が認定と、認定多数で決算は認定可決された。

 

C. 4人の教育委員、うち2人が私立理事長はNG?!

 

軽井沢町の子ども教育の方針を決める教育委員。全4名のうち今回1名交代人事案あり。 既に某私立学校の理事長が教育委員になっているが、今回別の某私立幼稚園の理事長が推薦されたが、賛成4人に対して不賛成10人により、不同意に。やはり町の教育の方向性を決める上で偏りが出るのではないかという意見が多かったようだ。

 

 

【小林天馬議員による一般質問】

 

1. 軽井沢町死亡者急増 なぜ?

令和3年・4年・5年と軽井沢町の死亡者が対前年比で120%前後と急増しており、高齢化や移住者増などに加えて新型コロナワクチンの後遺症である可能性も含めて町に調査を依頼したが、分析自体が町のやる事ではないと拒否されてしまったようだ。

小林議員は全国でも原因不明の超過死亡者数を引き合いに出しながら、「町民の命に関わる事」として本件を非常に重く捉えており、これからも町に現状分析・原因究明や対策検討を求めていく方針だ。

 

2. 再エネは軽井沢町ではポテンシャルが低いが進めるのか?

軽井沢町の再生可能エネルギー(以下再エネ)導入は、以下の3つを基本方針としている。

・地域資源を活かした再エネを導入する。

・自然環境の破壊や景観を害する開発は行わない。

・再エネの導入によってエネルギーの地産地消を実現し、これをアピールすることで町の魅力を向上させる。

軽井沢町の再エネのうち報告書によると約76%を占める太陽光パネルのポテンシャルが272MWあるとされているが、上記町の基本方針のうち特に景観を害しないように航空写真で調査したところ、町が容認できるのは16.7MW(94%減)程度しかない事が確認された。小林議員はその他にも町民負担が増える再エネ賦課金や廃棄の問題がある太陽光パネル推進自体を見直してはどうか?と質問し、町も町内だけで再エネを拡げる限界を感じているようで別の策を検討するとの答弁があったようだ。

 

3. 発達障害児にどう対応していくのか?令和6年度から始まる児童発達支援センター条例が可決。

1身体障害 2知的障害と3発達障害の子どもの対応を行うようだが、

発達障害(グレーゾーン)の子どもへの対応は大丈夫なのか?小林議員の調査によると、長野県で発達障害のサポート体制を強化したところ、発達障害と診断される子どもが増え、発達障害者向けに投与される薬の量も増え、その薬の副反応で子どもの自殺者が増加した結果が出ている報告がある為、安易な発達障害認定や薬の投与には一度見直しをかけたい考えだ。

これらの小林天馬議員からの報告を受け、報告会参加者からは驚きの声や、様々な意見交換がされた。決算報告書に誤りがあるなど言語道断という人もいれば、あまり追求しすぎると役場職員の負担を増やしすぎるので監査人をより監視した方がいいのではないか?という意見や、死亡者数急増の件に関しては、年代や死因等についても調査するべきとの声があった。

 

全体的に、非常に参政党らしい角度から問題を捉え意見や質問している姿勢が伺えた。定期的にこのような報告会・お話会を開催することにより、本人のモチベーションにも繋がっているようだ。個人的には小林議員が軽井沢町議員になってから、非常に議会が身近に感じられるようになった。四児の父親であり、会社員もしながら、町議にも努力を惜しまない。そんな今後の小林議員の活躍を益々期待したい。

 

窪山絋堂(軽井沢党員) 記

 

今回、「町議会の中身」とも言える議事録の一部に触れてみて、

 議会を身近に感じることが出来たと共に、小林町議による、恐らくこれまでには無かったような角度から切り込んでいる質問が「さすが参政党♪」とも思えて嬉しくなりました。

村田二郎(校正員) 談


9月議会一般質問の模様が下記サイトより動画配信されています。

ぜひご覧ください。

 

〇増加する当町の死亡者数について(コロナワクチンについても触れております。)

〇太陽光パネルについて

 

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/karuizawa/WebView/rd/speech.html?council_id=91&schedule_id=3&playlist_id=5&speaker_id=29&target_year=2023

 

6月議会一般質問の模様が下記サイトより動画配信されています。

ぜひご覧ください。

 

○子育て世代への柔軟な保育環境の検討について

○新型コロナウイルスワクチン接種による副反応及び後遺症の把握について

 

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/karuizawa/WebView/rd/speech.html?council_id=89&schedule_id=2&playlist_id=3&speaker_id=29&target_year=2023